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路上ライブ潰し問題と行政書士

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パスポート申請代行・青森

先日、
ある動画がネットに投稿され議論になっていました。
ニュースで少し見ただけで、
全てチェックしたわけではありませんが、
以下のような動画です。

女性歌手が、
路上ライブをしながら
自分のCDを販売しています。
そこに男性が現れ、CDを買います。
買った直後、男性はCDを
女性の目の前で路上に置き、
足で踏みつけて壊した、という内容でした。

この男性には批判が殺到したようで、
テレビ局のインタビューにも応じたようです
(顔は出さずに)。
男性は、路上ライブをやめさせたい
という正義感でCDを壊した、
という趣旨の発言をしたようです。

たしかに、
路上ライブをするには、
「道路使用許可」を得て行う必要があります
(道路交通法77条1項4号)。

ついでに言えば、
この「道路使用許可」の手続きは、
行政書士の仕事です。
申請窓口は警察署です。

CDを女性歌手の目の前で壊した男性の行動について、
私が疑問に思った事は次のとおり。

①路上ライブをやめさせたいなら、
CDを壊さなくても、
口頭で
「路上ライブをやめて下さい」と
言えば充分であろう。
この男性には、
路上ライブを取り締まる権限は無いのだから、
口頭か書面で意思を伝えれば良いであろう。

そんなに路上ライブをやめさせたいなら、
警察署が
「道路使用許可」の窓口になっているので、
最寄りの警察署に相談に行けば良い。
それとも、
この男性には、
警察署に行けない事情でも有るのだろうか?
(正義感で行動したなら、警察を怖がる必要は無いはず)

②路上ライブをやめさせるという正義感で
CDを壊したなら、
動画に
「ははは・・・」
という(撮影者の声と思われる)笑い声が
入っているのは何故だろうか。
笑い声が入っているのは、
正義感でなく相手をからかう気持ちがあったからではないのか?
正義感に基づく行動なら、
コントや漫才を撮影しているのとは異なり、
笑える箇所は無いはずである。
さらに、わざわざ動画撮影する理由も無いはずであろう。

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統計不正問題

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パスポート申請代行・青森

厚生労働省の毎月勤労統計をめぐる不正について、
処分が発表されました。

厚生労働大臣は就任時から1月までの給与・賞与の自主返納、
事務次官は訓告・1か月分の給与10%自主返納、
その他の職員も処分されています。

この「毎月勤労統計」は、
失業手当(失業等給付)などの基になるデータなので、
この不正により過小支給された人がたくさん生じる
ことになりました。

政府というのは、
失業者に失業手当(失業等給付)を
支給する側です。

他方、
失業者は受け取る側です。

雇用保険法10条の4には、
以下のように書いてあります
(一部省略)。

「偽りその他不正の行為により
失業等給付の支給を受けた者
ある場合には、政府は・・・全部又は一部を返還することを命ずることができる。
また、・・・不正の行為により支給を受けた失業等給付の額の
二倍に相当する額以下の金額を
納付することを命ずることができる。」

不正をした失業者は、
お金(失業等給付)を政府に返さないといけない、
という事です(これは当たり前だけど)。
さらに、

「不正した額(これが1)」+「不正した額の二倍に相当する額以下(これが2)」
=1+(不正した額×2)
=三倍に相当する額以下

の返還を、政府は不正をした者に命じることができます。
これは、不正をした人が返還するわけです。

不正をして受け取った側は
三倍以下で返還する可能性があります。

しかし、
支給する側
つまり
政府側が
不正をした場合は、
三倍に相当する額以下を返還する
職員も政治家も歴代の大臣も、
今のところいないようです
(給与の返納は一倍で返還するわけだから、
二倍、三倍にして給与を返すわけではない)。

失業等給付一人あたりの過小支給額は、
差額が千円台だという政治家もいるようだが、
問題を小さくしたいだけであろう。

金額が小さいので不正をしても、
たいした問題では無い、
というのなら、
アルコールの量が
少しなら飲酒運転して良い
という論理と変わらないのではないか
(飲酒運転は駄目です)。

この統計は
労災保険の給付にも用いるので、
例えば
障害(補償)給付(仕事で負傷して障害が残った場合)は
複数年に渡って支給される可能性があるので、
失業等給付のように
数千円でないと考える。

文書の怖さ

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パスポート申請代行・青森

大阪都構想の住民投票をめぐって、
大阪維新の会と公明党の間で
主張に隔たりがあるようです。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20181226/k00/00m/010/233000c

公表された両党の合意文書について、
問題になっているのは
次の箇所である。

「今任期中で住民投票を実施すること」

大阪維新の会は、「任期中」とは
「来年春の大阪府議の任期」と主張する。

これに対し、

公明党は、「任期中」とは
「来年11、12月の知事、市長の任期」と主張する。

想像ですが、
文書に署名する際に、
「任期」がいつを意味するか、
議論はしたのかも知れません
(議論したから明確に書かなかった?)。

政治に限らず、
口頭(口約束)だと
「ああ言った」
「いや言っていない」と、
もめてしまう事もあるので、
文書に明確に書いておくのが望ましい。

件の合意文書については、
「今任期中」という文言の手前に、
例えば「大阪府議会議員の」と
一言なぜ挿入しておかなかったのか・・・
(「大阪府議会議員の今任期中」と書いておけば、
住民投票の実施時期がより明確になるから)。

文書を作るに至った経緯は詳しくわからないので、
文書だけ見る限り「今任期中」という表現だけでは、
意味がやや不明確と感じる。

これがもし
政党間の文書でなく、
企業と顧客の契約書だったら・・・
その契約書を作ったのが行政書士だったら・・・

政党の話、青森でなく大阪の話とはいえ、
文書の一言が与える影響の大きさを感じます。

ブログに拍手やコメントをくださいまして
ありがとうございました。

スプレー缶の行方

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パスポート申請代行・青森

札幌市で爆発事故がありました。
原因はわかりませんが、
報道では
除菌用スプレーのガスが
関係した可能性があるようです。

私の住む地域では
スプレー缶を使い切ったら、
缶に(屋外で)穴を開けて、
中のガスを抜いてから、
ごみの収集場所に出します。

私はスプレー缶の側面の
大体3カ所くらいに
穴を開ける事にしています。

ニュースを見ていますと、
自治体によっては
穴を開けなくて良い地域も
あるようです。

穴を開けなくて良い地域では、
ごみ収集業者が穴を開けてくれるのでしょうか?

こちらの地域の
ごみ収集カレンダーには
以下のように書いてあります。

ごみカレンダー

家庭用ごみの収集には
一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です
(この許可を取る手続きが行政書士の仕事)。

ごみ収集車のボディには
「一般廃棄物収集運搬許可 第○○号 ○○市」
と表示されているはずです。

東名あおり判決と目的刑論

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東名高速道路における
あおり運転に関する死亡事件について、
判決が出ました。

遺族側は、
「厳罰によって、
あおり運転を減らしたい」
という趣旨のコメントを
しております。

この発言は、
「一般予防」
という考え方に基づいていると思います。

刑法では
「一般予防」と「特別予防」
という言葉があります。

一般予防は、
「刑罰によって、一般人が犯罪を犯す事を防止しよう」
という考え方です。

特別予防は、
「刑罰によって、犯罪者自身が再び
犯罪を犯す事を防止しよう」
という考え方です。

遺族側の発言は、
今回の事件の被告人だけではなく、
他の人も、
あおり運転をしないで欲しい、
という趣旨でしょうから、
「一般予防」
という考え方だと思います。

今回の事件で争点となった
危険運転致死傷罪は、
交通事故の被害者遺族が、
署名運動などを行って
法改正につながったものだ。

今回の事件の被告人は、
危険運転致死傷罪ができた
経緯を知っているだろうか。

今回の事件では
法律が想定していなかった事故
という指摘もあるので、
また法改正の動きがあるかも知れません。

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Author:カマドケシ行政書士
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